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アローヘッド(東証arrowhead)導入で株デイトレードの板読みは終わった?アルゴ対策について

By サンチャゴ Leave a Comment | 更新日

東京証券取引所では、アローヘッド(arrowhead)の導入後にアルゴが猛威をふるいはじめた。

その頃から、株デイトレードの世界では、

「もう板読みは通用しない」「板情報や歩み値の動きは速すぎて人間にはついていけない」

そんな声をよく聞くようになった。

はたしてそうだろうか?

半分はそのとおり。半分は間違っている。

アルゴへの対応策を取れなかったトレーダーは勝てなくなって退場しただろう。

しかし、アルゴの特徴をじっくりと観察し、対応策を取れた人は今でも稼ぎ続けている。

この記事では、私のとったアルゴ対応策を伝授しよう。
弓矢

目次

  • 1 アルゴの登場でどんな手法が機能しなくなったのか
  • 2 先回りするには
  • 3 先回りしてエントリーするときの注意点
  • 4 アルゴ対策 さいごに

アルゴの登場でどんな手法が機能しなくなったのか

私の場合、アルゴの登場で機能しなくなったのは、

板を読んで大きな板が食われる瞬間を狙ってエントリーする手法だ。

例えば、なんらかの理由で空売りを狙っている状況で、このような板になっていたとする。

<板情報>

30000 121

50000  120

9000  119

     118 150000

     117 30000

121を一回つけた後、上値のブレークに失敗し、その後の数分間、118 ~ 120 の間で2ティックの小幅なレンジになっているとする。

118にひときわ目立つ大きな買い板が入っている。

このような場合、118の大きな買い板が落とされ、小幅なレンジを下にブレークする瞬間に空売りするというのが、アローヘッド導入以前の、私の板読みデイトレードにおけるエントリー方法だった。

アルゴが今ほど活発でなかった時代は、118の250000株が半分以下の100000株ぐらいまで食われた時点で118に売りをぶつけても十分に間に合っていた。

しかし、アローヘッド導入後にアルゴが猛威をふるい始めてからは、そのような手法では118で約定できないことが多くなった。

118に対して少しでも大きな売り注文が約定した瞬間にアルゴが発動し、一気に118、117を落としてしまい、一般投資家の注文は空振りに終わってしまうことが多いのだ。

場合によっては、次の瞬間に数ティック一気に落ちていることもある。

となれば、できることは2つしかない。

  • 機関投資家のアルゴよりも速いアルゴを開発する
  • 先回りしてエントリーしておく

1は不可能だと考えている。

一般投資家の環境でそんなことができるとは到底思えない。

しかし、プログラマの方など、腕に自信のある方は、板が落ちそうになる瞬間にエントリーする半自動システムに挑戦してみればよいだろう。

となると、私のような凡人トレーダーにできることは、「先回りしてエントリーしておく」しかないことになる。

先回りするには

先回りしてエントリーするにはどうすればよいのか?

ブレークアウトや反転が起きる直前には、歩み値の流れが活発になることが多いということは「歩み値のスピード」の項で解説した。

<板情報>

30000 121

50000 120

9000  119

     118 250000

     117 50000

先ほどの例と同じ状況。

118~120の小幅なレンジの中で歩み値の流れが活発になるのを待つ。

そして、119や120にアイスバーグ注文がセットされているのを確認する。

そのアイスバーグ注文に小口の買い注文が吸収されているのを見たら、アイスバーグ注文と一緒に119か120で空売りする。

大きな買い板を見て調子に乗った小口トレーダーが、119や120に全力で買い注文をぶつけた後、力尽きるのを待つということだ。

その後すぐに大口が118の指値をキャンセルするか、売り落とす動きが出なかったら同値撤退。

121を上にブレークアウトするなら確実にロスカットする。

118が落とされたら、一瞬で2~3ティックの含み益となることが多い。

そのあとは、

大きな成り行き買いが出るか、
大きなアイスバーグ注文が買い板で起きるか、
売りが明らかに弱まる
まで利益を伸ばす。

このように、私はアルゴ対策として、「先回りしてエントリーしておく」ということを意識してやっている。

先回りしてエントリーするときの注意点

先回りしてエントリーする場合、先ほどの例でもそうだが、確証がないままにエントリーすることになる。

アイスバーグ注文が売り板にセットされているからといって、下値をブレークするとは限らない。

他のどんなエントリーでも同じことだが、「根拠が崩れたらすぐにエグジットすること」を徹底しなければならない。

先ほどの例なら、120のアイスバーグ注文がその値段を守るこに失敗し、121にそれなりの大きさの成り行き買い注文が出たら、その時点でもうエントリーの根拠は崩れている。

すぐに、なんの躊躇もなく、ロスカットできなければならない。

自分なりの根拠があれば、躊躇なく賭けてみる。

そしてダメなら躊躇なくロスカットする。

うまくいく時もあるし、行かない時もある。

最悪なのは、根拠があったのに躊躇してエントリーチャンスを逃してしまうこと。

そして、諦めきれずに遅れてエントリーし、それがロスカットになることだ。

躊躇する人にとって、アルゴは常に残酷なプレデターになる。

一方で、根拠があれば躊躇なくエントリーし、ロスカットも躊躇なくできる人にとって、アルゴの速い動きはメリットになる。

アルゴ時代の板読みデイトレード手法を知りたいなら、この電子書籍を読んでほしい。


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アルゴ対策 さいごに

アルゴ全盛時代に生き残るには、エントリーでもエグジットでも躊躇しないことが重要だ。

躊躇せずに素早い意思決定をするためには、板情報や歩み値、もしくはGMOクリック証券の同一気配約定情報で大口注文を読む。そうすることで、これから起きそうなことをある程度予測することができる。

大口注文の読み方は下記の記事を参照。

  • プロはこう使う!GMOクリック証券のツールを使って板読み/歩み値を簡素化する方法
  • 株・日経225先物デイトレーダー必見! 逆張りエントリーマニュアル
  • 歩み値の6要素 まとめ
  • 板読みの極意
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

このブログはプライスアクションのかなり深い内容をお伝えしていますので、一通り読んでいただければ、相当な力がつきます。

ただ記事数がとても多いので、全て読むのは大変かもしれません。

僕のプライスアクション無料メール講座では、僕の株、先物、FXのトレードで使っているプライスアクション手法のエッセンスを分かりやすくかみ砕いて説明し、勝つために必要なことを厳選してお送りします。

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Filed Under: トレード手法, 同一気配約定情報, 板読み Tagged With: arrowhead, アルゴ, アローヘッド, デイトレード, 東京証券取引所, 板読み, 株

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専業投資家。トレード対象はFXと株。スタイルはややゆったり目のスイングトレード。現在トレードのセミオートマ化に取り組んでいます。相場環境の認識と方向性の決定は人間が行い、エントリーシグナルを待つチャート監視にはシステムにさせるのが理想と考えます。
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