遺伝的アルゴリズムとか物理エンジンとかが凄い
わたし、プログラムとか、ロボットとかよくわかりませんが、遺伝的アルゴリズムとか、物理エンジンとかが凄いです。
「こんなロボットが株や日経225先物の世界でも使われていたら怖い」
と思わされる動画を見つけました。
とりあえず、単純に面白いので、見てください。
遺伝的アルゴリズムでコンピューターにスーパーマリオの操作方法を学習させ、完璧な操作方法を見つけ出す実験をやっています。
お次は、コンピューターが立方体の展開図の折り目を動かしながらうまく前進する方法を学んでいく動画。ここでは物理エンジンというブログラムを使っているようです。
相場物理エンジンなんてのも密かに開発されてそうですね。
コンピューターが学習して最適な行動を選択できるようになるのが見て取れます。
1つめのスーパーマリオの動画では、
無限にある操作パターンの中から、限られたテスト回数の中でたまたまうまくいったものを2つ選び、交配させて両方の特徴を併せ持つ子パターンを2つ作る。
それを延々と繰り返し、最終的に最強に近いパターンを見つけ出す。
2つめの箱の展開図の動画では、
たくさんのパターンを同時進行でテストし、その結果を共有することで学習スピードを上げています。
いやー、もう凄いの一言です。
怖いのは…
でも怖いのは、こんな天才的なエンジニアが相場に乗り込んで来たら誰も勝てないんじゃないか?
ということです。
というか、機関投資家のシステムは普通にこれ以上のレベルなのかもしれません。
大金がかかっているわけだから、世界最高のエンジニアを雇うでしょうからね。
アンチシステムトレードなわたしですが、こんな動画を見たら、システムの可能性に気づかされて焦ります。
ただ、相場では敵の行動パターンや障害物の位置がその都度違うので、スーパーマリオのようにうまくはいかないでしょうけどね。
それでも、スーパーコンピューターを使って計算し続けたら上手くいくのかもしれません。
最高峰のシステムは、レジスタンス、サポートラインの位置、チャートパターン、歩み値、板情報、出来高、ソーシャルメディアの書き込みのセンチメントなど、ありとあらゆるパラメーターを考慮してテストしてるんでしょうかね。
そして、最新のテスト結果の重要度に加重をかけて意思決定するのであれば、相場環境の変化にも柔軟に対応していきそうですね。
うーん、天才が本気で取り組んだら実現してしまいそうで怖いです。
そんなことできっこない!
人間の勘に勝るものは無い!
と言いたいのですが、このような動画を見てしまうと、考えさせられますね。
ロボットの存在を意識したうえで思うこと
そういったスキルを持ったトレーダーがいるんじゃないの?と分かったのであれば、
ちょっとエクセルVBA使ってシステムを組むとか、
証券会社の自動売買ツールとかで単純なシステムを作ってシステムトレードする
なんていう真似はぜったいにしないでおこうと思います。
彼らと同じ土俵で勝てるわけないじゃないですか。
エクセルとかで1分足の時系列データをいじくりまわして
「優位性を見つけた!」とか言ってる場合じゃないですよ。
システムトレードをやるなら、この動画のレベルでやらなきゃいけないんだと思う。
自分がシステムトレードというフィールドで太刀打ちできないのであれば、
裁量トレーダーとして相場勘を磨くしかないと思う。
人間の潜在能力はスーパーコンピューターなんて話にならないほど優秀だという話もありますからね。
どんなに甘い誘惑があっても、システムトレードには近寄らないようにしよう
裁量トレーダーとしての能力をさらに磨いていこう
と思わせてくれる動画でした。
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