リアルタイムなデイトレ銘柄選び～カブドットコムのTICK回数ランキングがいちばん

その日その日で一番チャンスの多そうな銘柄を選び、日替わりでいろんな銘柄をトレードしていく。
デイトレ銘柄選びにはそのような考え方があります。

呼び値の刻みも、値動きのリズムも違うめいがらを日替わりでトレードするのですから器用さと適応能力が求められますが、適性のある人には大きなチャンスがあるやり方です。
また、デイトレの楽しさを最大限に味わえる方法でもあります。

専業デイトレーダーの株デイトレ銘柄選び～自分のスタイルを持ての記事で解説したのとは異なる考え方です。
そこでは売買代金の多く、ここ最近活発にトレードされている銘柄をいくつか選んでしばらくはそれだけを追いかけるのが良いと言いました。

両方正しい考え方です。どちらもやってみて、しっくりくる方を選んでください。

この記事では、いろんな銘柄の中から、今トレードする銘柄をリアルタイムに選んでいく方法を解説します。

相場全体が強い日には一番強い銘柄を、相場全体が弱い日には一番弱い銘柄をトレードする

全ての銘柄の中から自由にトレード銘柄を選択するのであれば、

相場全体が強い日には一番強い銘柄を、相場全体が弱い日には一番弱い銘柄をトレードする

それに尽きます。

全銘柄が候補なのですから、上げ相場の日にわざわざパッとしない銘柄を選ぶ必要などないのです。
また、下げ相場の日には、一番売られている銘柄を追撃売りすればよいのです。

なぜそうするかというと、
上げ相場の日に一番強い銘柄を選んでおけば、小さい押しで上げて行ってくれる場合が多いからです。
強い銘柄には乗り遅れてしまったけれど、押し目があれば買いたいというトレーダーが殺到しますから、大きなプルバックなしに挙げて行ってくれることが多くなります。
その性質は、ブレークアウトでエントリーする場合にはかなりメリットになります。
また、振り落とされることなく利益を伸ばせるチャンスも多いです。

また、上げ相場の日には上げている銘柄に多くのトレーダーの関心が集まりますから、分かりやすいパターンが出ることが多いです。
パターンとは、チャートパターンもそうですし、板読みのパターンもそうです。
大衆心理が働くことで相場のパターンができるのですから、それはうなずけます。

リアルタイムに強い銘柄を探す
日経平均先物や日経平均株価を見ていて今日は強いと思ったら、証券会社のリアルタイム銘柄ランキングで強い銘柄を探します。
リアルタイムランキングなら、カブドットコムの株ステーションに搭載される「詳細ランキング」がベストです。

「TICK回数ランキング」を表示して、抽出結果を「騰落率」で並べ替えます。
結果、活発に取引されていて、かつ値上がりしている銘柄をピックアップできます。

相場全体が下落している場合は「TICK回数ランキング」を表示して、「騰落率」で並べ替えし、
活発に取引されていて、且つ値下がりしている銘柄をピックアップします。

すぐにその銘柄の板と歩み値、チャートを開いてエントリーチャンスを狙います。
カブドットコムの詳細ランキングなら、リアルタイムランキングの抽出結果から素早く板やチャートを開けるので便利です。

エントリーはどうやるのか？

そのようにして抽出した銘柄のエントリーも、基本的には通常と同じですが、
強い日に強い銘柄を選んでいるので、その有利さを活かすための、ちょっとしたコツがあります。

日経平均がプルバック（押し目）しているのにその株が下げ渋っていて
さらに買い板でアイスバーグ注文が売り注文を吸収している動きを見たら、売りがおさまる瞬間に買うのが良い戦略です。
強い日の強い銘柄では、プルバックのアイスバーグは積極的に狙っていくのがコツです。

また、N225TICKのメーターが-100～-150以下に振れる状況でその株が上記と同じように下げ渋るなら、それも買いのチャンスです。

もちろん、ブレークアウト手法もうまく行きやすいです。

こう聞くと、ものすごく簡単なように思うかもしれませんが、うまく行く時と同じぐらい、うまく行かないときもあります。
上げ相場だと思ったら9時30分ぐらいから一気に反転して下げ相場になることも多々ありますから。
値上がりランキングに載ってきているのに、エントリーした途端に下げ始めたりもします。

ランキング上位に載ってくるような銘柄は値動きが速いですから、逃げ遅れると痛い目にあいます。
また、始めてトレードする銘柄だと、リズムをつかみにくいというのもあります。

どんな方法で銘柄を選ぼうと、どんな手法でトレードしようと簡単ではないのです。

とはいえ、適応能力と素早さをもった器用なトレーダーの方は試してみる価値がある方法だと思います。