出来高は語る~出来高分析トレード手法【出来高を理解する】

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出来高は株や先物のプロトレーダーにとっては最も重要な情報です。
相場をコントロールするほどの勢力は、一般トレーダーに役立つ情報が普及するのを嫌うのでしょう。だからあえて出来高にはスポットライトが当たらないようにしているのかもしれません。

出来高分析は難しくない

出来高の分析は決して難しいものではありません。
一旦需要と供給の原理を理解すれば、いとも簡単に根拠のある意思決定ができるようになります。

出来高を根拠にトレードをし始めると、ニュースや見せ板などの大口の罠的なものを落ち着いて見極めることができるよになります。
いつも勝てるわけではありませんが、相場を読み根拠のあるエントリーができるとトレードが楽しくなってきます。

買いが多ければ上がる、そして売りが多ければ下がる
ごもっともな考え方です。

しかし、それだけでは何も役に立ちません。
その裏にある原則を理解して初めて役立ちます。

出来高が語りかけていることを理解するには、次のような問いかけをしなければなりません。
「この出来高で、価格はどう動いたんだ?」

出来高と値幅

出来高分析には2つの要素を考慮します。
それはもちろん、ローソク足の値幅と出来高です。

値幅とは、ある時間軸における、高値と安値の幅のことです。
5分足を分析しているのであれば、5分足の高値と安値の幅です。

出来高とは、ある時間軸において取引された出来高の集計です。
チャートの下の方にヒストグラムとして表示されます。

さて、この出来高ですが、一本の出来高ヒストグラムを単独で分析しようとしてもあまり意味がありません。
出来高は相対的に見る必要があります。

直近の数本から数十本の出来高ヒストグラムと比較することによって、過去の出来高に比べて今の出来高が多い/普通/少ないを把握できます。

さらに、ローソク足の値幅との兼ね合い、値幅のわりに出来高が多い/普通/少ない、といった分析をします。

背景状況を考慮に入れたうえでそのような分析をすることで、出来高分析は大きな意味を持つようになり、トレードの意思決定に役立ちます。

このように出来高と値幅を組み合わせて分析することにより、大口が強気なのか弱気なのかを把握できるようになります。
大口と同じ視点で相場を読む経験を積めば積むほど、トレードが上達していくでしょう。

車に例えてみる~アクセルの踏み加減と移動距離の関係

出来高と値幅の関係は車のアクセルと移動距離に例えると分かりやすいと思います。

車のアクセルの踏み具合と車の移動距離の情報だけが無線で遠隔地にいるあなたに送られてきます。
その2つの情報だけを手掛かりに、車の状態を分析しているとします。

分析者に送られてくる情報は、アクセル路踏み具合と車の異動距離だけで、地形や路面状況は分かりません。

アクセルの踏み具合と移動距離、いろんな組み合わせが考えられます。
アクセルと移動距離

アクセルの踏み込み方と移動距離の関係にはいろんな組み合わせが考えられます。

●アクセルをほとんど踏んでいないのに、移動距離が長い場合の分析

おそらく、下り坂にいるのだろう。
アクセルを踏んでいないのだから、平地になったり、上り坂になったら車は止まってしまうかもしれない。

●逆にアクセルが全開なのに、移動距離が極端に短い場合の分析

急こう配の上り坂で、しかも雪道で、そしてタイヤが空回りしているのではないか…
少しでもアクセルを緩めたら一気に後退してしまうのではないか。

ほかにもいろんな分析がありえると思います。

それと同じような分析を相場で行うのが出来高分析トレード手法です。
もちろん、相場においては出来高がアクセルであり、値幅が移動距離です。

強気の出来高と弱気の出来高

強気の出来高とはこれから上がる前兆となる出来高です。
弱気の出来高とはこれから下がる前兆となる出来高です。

これら強気/弱気の出来高には次のような定義があります。

強気の出来高と弱気の出来高

この定義を理解することがスタート地点です。
しかしこれを知っているだけでは大して役にたちません。
もっとたくさんのことを学ぶ必要があります。
ローソク足の値幅やプライスアクションと出来高の関係を学ぶ必要があります。

多くのテクニカル分析は価格や出来高の移動平均を使ってデータを平滑化し、”ノイズ”を除去しようとします。
私はこの考え方があまり好きではありません。
なぜなら、データを平滑化することで一本一本のローソク足や出来高の個性が薄められ、価格と出来高の本当の関係性を隠してしまうように思うからです。

とはいっても、「視野を狭くしろ、木を見て森を見ずで行こう!」と言っているのではありません。
相場というのはある背景状況(相場環境)のなかで、一本一本のローソク足がリアルタイムにストーリーを書いていくようなものです。
ですから、背景状況をしっかり考慮したうえで、一本一本のローソク足や出来高を丁寧に分析しなければなりません。

例えば…
相場を支配しているレベルの大口がある株のディストリビューション(売り抜け)をしているサインが出ているという背景状況があったとします。
そういう状況で大口は一般投資家に「まだ上がる」と思わせて買わせようとします。

ディストリビューションが終わろうとしているときには、いつもではありませんが、小さな出来高の陽線や、上髭が出現します。

ここで大切なことは、それら2種類のローソク足そのものが単独では大した意味を持たないということです。
しかし背景状況が弱気なのであれば、それらのローソク足は重要度を増し、絶好の売りシグナルとなります。

一本のローソク足が背景状況にある強気/弱気のバイアスを完全にひっくり返してしまうことはめったにありません。
背景状況と一本一本のローソク足、両方に気を配ってこそ良いトレードができます。

日常生活の例を挙げてみましょう。
我々の意思決定は背景状況に強く影響され、今目の前で起きていることだけに影響されて意思決定することは稀です。

例えば…
もし10日前に相場で大勝して1000万円の臨時収入があったとします。
その状態で自動車ディーラーの営業マンが現れ、「今日だけ30万円引き」と言えば、あなたは現金で新車を買うかもしれません。

この意思決定の大部分は、10日前に決定づけられた経済的な強さによってもたらされたものです。
けっして車が30万円引きだったという理由だけで買ったわけではありません。
値引きは最後のちょっとしたきっかけにすぎません。

相場でも同じことが言えます。
今日のデイトレードレベルの値動きは、それよりも大きな時間軸における背景状況の強さや弱さに大きく左右されます。今目の前で起きていることだけが原因で値が動くわけではないのです。

もし相場操縦による吊り上げの動きがあるなら、その背景状況には弱さがあってほしいと思います。
また、相場操縦によるダマシの下げの動きがあるなら、その背景状況には強さがあってほしいのです。

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