歩み値の読み方 【4】

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見せ板が多いのはどんな銘柄?

基本的に、

板の厚い銘柄は見せ板が多く

板の薄い銘柄は見せ板が少ない

見せ板は約定させるつもりの無い指値注文だということは前回の記事で説明した。

約定させるつもりがないなら、約定してしまっては困るわけで、見せ板の前に少しでも大きなクッションがある方がやりやすいはずだ。

見せ板をするときに彼らはなるべくキューの後ろにいたいと考えている。

どういうことかというと…

<板>

売数量 値段 買数量
1000 104
500 103
12500 102
11500 101
10500 100
99 300
98 1500
97 2000
96 1500
95 3000

 

機関投資家Aが100~102にそれぞれ10000株の見せ板注文を出していたとする。
そのあとで他のトレーダーが3000株の売り指値を100に出したら、機関投資家Aは自分の見せ板注文をなるべく後ろにするため、いったん100に入れていた見せ板注文をキャンセルして再度入れなおすといったようなことをする。

そうすることで自分の注文を少しでも後ろの順番にしようとする。

これがなるべく大きなクッションを自分の前に置くということの意味だ。

少しでもクッションが大きければ、自分より前の注文が約定したのを察知して自分の見せ板注文をキャンセルするまでの時間的猶予ができる。

板のサイズが増えたり減ったりを素早く繰り返しているのを見たら、それは見せ板の入れ直し作業をしている可能性が高い。
昨今はアルゴが使われるので一瞬の出来事な場合も多く、注意して見ていないと見過ごしてしまう。

彼ら機関投資家は東京証券取引所が提供するコロケーションサービスを使っているだろうから我々よりも数ミリ秒早く板情報や歩み値情報の更新を知ることができる。

コロケーションサービスとは東証のプライマリサイト内に売買執行プログラムを置いて、一般のトレーダーよりも早く板/歩み値情報を得たり、発注の到達時間を短縮して有利に立ち回ろうとするサービスだ。

それでも、あまり板の薄い銘柄だと見せ板をキャンセルするのが間に合わずに約定してしまうだろう。

ある機関投資家が板の薄い銘柄で大きな見せ板を出しているとする。それを見たもっと大きな機関投資家が一気にその見せ板を落としてしまったらどうなるだろう。見せ板を出していた機関投資家はかなり痛い目にあうだろう。

そうならないように、彼ら大口はなるべく隠れやすい、板の厚い銘柄でプレーするというわけだ。

板の薄い銘柄の板情報は比較的信用できるが、板の厚い銘柄の板情報はあまり信用できないと覚えておこう。

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